進路・入門 2026-09-08
大学ボート部の練習はきつい?練習量・体力面の実態と未経験からついていけるか不安な人へ
「ボート部はきつい」という声を、大学の新歓期に耳にしたことがある人は少なくないでしょう。実際にボート競技(ローイング)は、他の部活動と比べても練習量や拘束時間が多い部類に入るとされています。一方で、大学ボート部は経験者よりも大学から未経験で入部する部員が多数派を占める珍しい競技でもあり、「きつさ」の実態を知らないまま不安だけが先行してしまうケースも見られます。本記事では、大学ボート部の練習量や体力面の実態、そして未経験からでもついていけるのかを考えるためのポイントをまとめます。
なぜ大学ボート部は「きつい」と言われるのか
水上練習が中心という競技特性
ボート競技は、水面という限られた環境でしか練習できないという特性を持ちます。天候や水面の状態に左右されやすいため、練習可能な時間帯に合わせて早朝から乗艇練習を行う部が多く、いわゆる「朝練」がボート部の練習スタイルの基本になっている部も少なくありません。朝の乗艇練習を終えてから大学の授業に向かうという生活リズムが、体力的な負担として語られやすい理由のひとつです。
大会に向けた長時間の反復練習
全国の大学ボート部が集う最大の大会「全日本大学ローイング選手権」(インカレ、年度別の出場校一覧を参照)は例年、夏の終わりから初秋にかけて開催されます。この大会に照準を合わせて、春先から地道にタイムを縮める反復練習を積み重ねていく点も、他競技と比べて練習の負荷が語られやすい要因といえるでしょう。
大学ボート部の練習量・スケジュールの実態
平日の練習頻度
大学ボート部の練習頻度は部によって差があるものの、乗艇練習に加えてランニングやウェイトトレーニングなどの陸上トレーニングを組み合わせ、週の大半を練習に充てる部が多いといわれています。以下は一般的に紹介されている練習スケジュールの目安です。
| 曜日・時間帯 | 主な内容の目安 |
|---|---|
| 平日朝 | 乗艇練習(河川・湖などの水面) |
| 平日夕方〜夜 | ランニング・ウェイトトレーニングなどの陸上メニュー |
| 週末 | 乗艇練習、練習試合、レースへの参加 |
| 春・夏休み | 1〜2週間規模の長期合宿 |
長期合宿の実態
春休みや夏休みには、拠点を離れて1〜2週間ほどの長期合宿を行う部が多く見られます。合宿中は早朝・日中・夕方の1日複数回に分けて練習を行う部もあり、通常の学期中よりも練習量が大きく増える期間です。長期合宿はボート部の年間スケジュールの中でも体力的な負荷が特に高まる時期として語られることが多く、入部を検討する段階でイメージを持っておきたいポイントのひとつです。
体力面の目安:エルゴでの練習
ボート部の陸上トレーニングでは、「エルゴ」と呼ばれる漕艇動作を再現するトレーニングマシンがよく使われます。実際の水上と同じ動作を陸上で再現できるため、フォームの確認や体力測定の指標として、2000mのタイムを計測する形で活用されることが一般的です。エルゴのタイムは、乗艇できない日の体力強化やチーム内での成長の目安としても使われており、未経験で入部した部員が自分の成長を数値で実感しやすいツールのひとつになっています。
未経験からついていけるか不安な人へ
最初から高い水準を求められるわけではない
ボート部は大学から未経験で始める部員が多数派を占める競技であるため、入部当初から高い体力や技術水準を求められるわけではありません。多くの部では、基礎的な陸上トレーニングやエルゴでの動作確認から段階的に始め、乗艇練習に慣れていく期間が設けられています。未経験からの入部の実態については、大学からボート部は始められる?未経験入部のリアルと向いている人の特徴でも詳しく紹介しています。
体験入部で練習の雰囲気を確認する
「きつさ」の感じ方は部によっても、また個人の体力や生活リズムによっても差があります。新歓期の体験入部に参加し、実際の練習頻度や朝練の時間帯、部員たちの雰囲気を自分の目で確認しておくことが、入部後のギャップを減らす最も確実な方法です。強豪校と初心者中心の部とでは練習量の水準も異なるため、大学ボート部の選び方については大学のボート部はどう選ぶ?強豪校・初心者歓迎校の見分け方と部活選びのポイントもあわせて参考にしてみてください。
まとめ
大学ボート部は、水上練習という競技特性ゆえに朝練や長期合宿の負荷が語られやすく、練習量の多さから「きつい」といわれることが多い部活動です。一方で、未経験からの入部が主流の競技であるため、多くの部では段階的に体力・技術を積み上げていく仕組みが用意されています。不安を感じる場合は、体験入部を通じて実際の練習の雰囲気やスケジュールを確認し、自分に合った部を見極めることが大切です。全国の大学ボート部がどのような戦績を残してきたかは、大学別ページ一覧でも確認できます。
出典
本記事の大会概要は、公益社団法人日本ローイング協会(JARA)公式サイト(大会情報)の公表内容を参照しました。練習頻度・合宿・エルゴトレーニングに関する一般的な記述は、各種部活動関連メディアで公開されている情報を参考に編集部が構成したものであり、特定の大学・部の実態を示すものではありません。選手個人の氏名は掲載していません。最新の大会情報は日本ローイング協会公式サイトをご確認ください。
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